フィレンツェといえば、ドゥオモやヴェッキオ橋を思い浮かべる方も多いと思います。
私もそうでした。オレンジ色の屋根が連なっているあの風景。

世界中の旅行者も同じことを考えているようで

どこも素敵なんだけど、正直どこも混んでてゆっくりできなかった!泣
あまりの混雑具合に現実に引き戻されたこともしばしば…
しかし、少し視点を変えれば、静かで落ち着いた場所が数多く存在します。今回は、長期滞在中に見つけたフィレンツェの穴場スポットを巡る旅をご紹介します。
王道コースもいいけど、穴場にも足を延ばすことで旅の満足度が格段に上がるので是非最後まで読んでみてください。
どの場所も本当におススメしたい場所を厳選しました。
今回は、近隣にある合わせて立ち寄りたいお店や、グルメスポットやも一緒に紹介します。
Contents
- 1.捨て子養育院美術館|Istituto degli Innocenti
- 1-1.カフェ|Caffè Del Verone
- 2.トルクアート・タッソ広場(公園)|Piazza Torquato Tasso
- 2-2.ジェラート店|Gelateria Artigianale La Sorbettiera
- 3.皮革専門学校(職人養成学校)|Scuola del cuoio
- 3-3.クリスマスマーケット|Piazza Santa Croce
- 4.サンタンブロージョ市場|Mercato di Sant’Ambrogio
- 4-4.トラットリア|Trattoria da Rocco
- 5.ボーボリ庭園|Giardino di Boboli
- 5-5.リネン専門店|Le Telerie Toscane di Giulia G.
- まとめ

胸が締め付けられるような名前ですよね。。

ここはかつて孤児院として使われていた歴史が知れる美術館で、子どもを慈しむ場所として大切にされている施設です。
子供を育てられないお母さんたちが、赤ちゃんに持たせた親子を表す品々を見ると胸が締めつけられる思いがしました。
実はここ、美術館内にはボッティチェリの初期作品「聖母子と天使」が所蔵されているのです。

ウフィッツィ美術館やアカデミア美術館は予約しないと入れませんが、ここは予約なしでも大丈夫。
絵画に触れたい方にもおすすめな美術館です。
Piazza della Santissima Annunziata, 13, 50122 Firenze FI
営業時間(月~金) | 9:30~19:00 |
営業時間(土・日) | 11:00~20:00 |
美術館の5階にあるカフェでひとやすみはいかがですか?

どこの席からもきれいな景色が見渡せて、席によっては正面にドゥオーモのクーポラが見えるんです。

ここのカフェは本当に穴場だと思います!
観光客も多くはないのでゆったりとしたティータイムを楽しむことができますよ。
もちろん、アペロもできます。
フィレンツェに来た際には立ち寄ってほしい場所ナンバーワンです。

子連れで街歩きしていると「ちょっと疲れた」とき、結構あると思うんです。
でもフィレンツェは中心部は全てが観光地なので自由に休憩できる場所ってあまりないんですよね。
そんな時はふらっと立ち寄れる公園が便利です。
フィレンツェ中心部にはいくつか公園がありますが、この公園は遊具が綺麗で充実していました。
日本の公園の遊具に近いかもしれません。安全性も高そうです。

久しぶりの公園遊びに長男(5)は楽しそう。
はしゃいで沢山遊んでいました。
現地の親子連れもたくさん遊びに来ている公園なので、面白い出会いがあるかもしれません。
観光に疲れた子供たちをリフレッシュさせるのにはとても良い公園でした。

公園のすぐ横に、地元の人がよく訪れるジェラテリアがあります。
カップの他にもワッフルコーンが選べて、美味しかったです。
イタリアはヌテラ王国なので、チョコレート味にも「ヌテラ」「チョコラート」の2つあるところが多いです。

チョコ好きにはたまりません!「チョコラート」の方が濃厚です
夜遅くまで営業しているのも魅力のひとつ。
ディナーが終わって散歩がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

フィレンツェは革製品が有名で、たくさんの職人がこの地で生まれています。

GUCCIやフェラガモの本社はフィレンツェにありました!
Scuola del cuoioでは世界中から革製作の修業をするために職人が集まっていて製作を見学することができます。
そしてここではバッグをオーダーすることもできるんです。
好みの形と素材を選んで、自分だけのオリジナルバッグを作ってみましょう。
だいたい120日くらいで作ってくれて、出来たら日本に配送してくれるのもありがたいサービス。

フィレンツェはクリスマス時期になると街中色んな所でクリスマスマーケットが開催されます。
ところどころコンセプトが違うので面白いです。
サンタ・クローチェ広場のクリスマスマーケットは規模が大きくて、オーナメントなどは見てるだけでも楽しいです。
ここではハリボーグミの量り売りなど、日本では見かけないものを沢山みつけました。
毎年、11月23日頃から12月22日頃までやっています。

フィレンツェの地元の雰囲気を味わいたいなら、中央市場よりもサンタンブロージョ市場がおすすめ。
新鮮な野菜や果物、チーズや肉などが並び、地元の人々が日常の買い物をする姿が見られます。
ここで買ったモッツァレラチーズはみずみずしくも濃厚で、人生で一番おいしいものでした。

サンタンブロージョ市場内にあるトラットリアです。
コースは7.5ユーロから楽しめます。破格です。
市場の中でも比較的席数が多いトラットリアで、トスカーナの料理を楽しめます。

私のおすすめはトリッパとチョコレートプリン!
色んなメニューを一度に楽しめるのはトラットリアの良い所ですね。
ウフィッツィ美術館とセットになっているチケットで入れるボーボリ庭園。
ピッティ宮殿の裏手に広がる広大な庭園は、観光地ながら比較的静かで、のんびり過ごすのに最適な場所です。
広大ゆえに、観光でスルーされがちな場所でもあります。

みんな前を通り過ぎるだけなので、中に入ると静寂な時間が待っています。
美しく手入れされた庭園や噴水、彫刻が点在し、ルネサンス時代の優雅な雰囲気を堪能できます。
素敵なリネンのお店です。テーブルクロスやベッドカバーがルネサンスの美しいモチーフで彩られていて
フィレンツェらしい色合いのファブリックが揃います。
フィレンツェは世界的に有名な観光地ですが、少し視点を変えるだけで、混雑を避けながらも魅力的なスポットを楽しむことができます。
地元の空気を感じながら、あなただけのお気に入りの場所を見つけてみてくださいね。
では、またお会いしましょう。